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スプリンギンで「ワーク開始時 自動でしかけを動かすテクニック」-Nobulinさん-

スプリンギンで「ワーク開始時 自動でしかけを動かすテクニック」-Nobulinさん-

スマホでゲームがつくれるアプリ「Springin’(スプリンギン)」 では、年齢性別国籍関係なくさまざまなクリエイターが活躍しています。

新企画 クリエイター発!「みんなのしくみ」では、スプリンギンクリエイターによる、作品制作テクニックをご紹介します!
クリエイターからクリエイターへ、つくる楽しさが広がっていくことを目指して…

記念すべき第1回は、過去にクリエイターインタビューでもお話いただいた、Nobulinさんによる、「ワーク開始時 自動でしかけを動かすテクニック」です!

 


 

Springin’を始めた際にぶち当たった、「ワーク開始時に自動でしかけを動かすってどうやるの?🥺」という壁。
いろんな方法があると思いますが、私がやってきたいくつかの方法を紹介します!

 

ワーク開始で自動的にしかけを発動1ー接触ー



アイテムとアイテムを接触するように配置。

この際、アイテムは「物理無効」の属性を入れておき、お互いにケンカして弾き飛ばされないようにするのがポイント💡
接触属性でイベントが発生するアイテム側で、実行させたい属性を指定しておけば、ワークを実行した時にそのしかけが自動的に発動します。

この例では、左手から右手に接触属性をかけており、右手はそれを受け、自転車のしかけを発動するようにしています。



 

 

ワーク開始で自動的にしかけを発動2ー消失とフラグー

前回のアイテムとアイテムを接触させる仕組みではアイテムを2つ使うため、使用アイテム数がキビシくなっているワークではなんとかしたいと思うことが多く、また重なり合っているので編集しにくいという短所があります。

そういった背景から、他の方法を探って見つけたのがこの方法です。



この方法は「フラグ」属性を使用します。

フラグ属性は指定したアイテムが画面上から消えた時(画面外へ飛んでいったケースも含む)にも発動するという仕様になっています。

これを利用して、フラグ指定したアイテムを強制的に画面外へ飛ばし、フラグ属性がONとなることで、しかけを作動させます。



この動画では、リンゴがピンも打たれず、重力無効にもなっていない状態で、下向きの重力が掛かったシーン上に配置されています。
このリンゴは、リンゴ大好きなキャピ子ちゃんによって、フラグ属性がかけられています。

さて実行すると、リンゴは落下していき画面外に消えます。
リンゴが消失することで、キャピ子ちゃんのフラグ属性がONとなり、設定された属性が働きます。
キャピ子ちゃんは消失の属性が掛けられていたことから、
リンゴ消失→キャピ子消失
という動きとなり、キャピ子の裏に隠れていた嘆きのガッカリくんが出現するという、一連の仕組みが動作します。

 

ワーク開始で自動的にしかけを発動3ーワークフラグ利用ー

最後に紹介するケースは、今私がワーク作成する際に使用している方法です。
今までのケースでは、アイテムの数などの問題よりも大きく引っかかるケースがありました。
それは「必ず実行する」という点です。

実行させるために作った仕組みなので動いて当たり前ですが、デバッグの状況などで仕組みが動いてほしくないケースも出てきます。

前の2つのパターンでは、アイテムを移動させるなど、作った仕組みに手を入れてやらないと実行の阻止が出来ず、手を入れてしまったら最後、元に戻すのが困難なケースもありました。
また、シーン全てで止める場合、全てのシーンをいじる必要があるため、復帰時にミスを犯すリスクも爆上がりです💥

「なんとか簡単にスイッチひとつで自動実行の有効/無効が切り替えらないか?🧐

そう考えた結果辿り着いたのが、ワークフラグによる切り替えです。

ワークフラグは普通のフラグ属性と違い、フラグがOFF状態も検出でき、また全シーンで参照が可能です。そして、デバッグ時の実行においては事前にワークフラグのON/OFFを設定して実行できる。
まさにうってつけの仕組みです⭐️

 

スプリンギン公式動画「ワークフラグの使い方」

実際にワークフラグを使った自動実行は次のようにします。

◆属性を動かすアイテムにて、フラグ属性を用いていずれかのワークフラグの状態を参照する。
◆ワークフラグ状態判定は【OFFの状態(点線の旗の絵)】とする。

これで普通にワーク実行を行うと、フラグ属性を掛けたアイテムの属性がONとなり、しかけが動きます。ワークフラグの初期状態は全てOFFであるため、
“指定ワークフラグOFFで実行”
としたフラグ属性の条件が満たされることによるものです。

では、実行前に対象のワークフラグをON(塗られた旗の絵)にしてから実行するとどうなるでしょう。
予想がついた方もいらっしゃるでしょうが、しかけは動きません。これは先に述べた条件が合わない状況であるためです。

サンプルイメージと動画を用意しました。
こちらを見ていただいた方が文章よりも分かりやすいかもしれません。



 



こちらの動画の内容は2回に分かれており、

〓1〓
キーとなるワークフラグをONにして実行したため、何も起きない

〓2〓
キーとなるワークフラグをOFFにし実行。扉が開き、おばけがお出迎え

…となっており、次の2つの仕組みで構成されています。

◆おばけアイテムのフラグ属性でワークフラグの左上がOFFの時にON

◆おばけがON時にて、動力属性を実行させ、扉アイテムを右に動かす

 

さいごに

以上3つが、私が使ってきた
『ワーク開始時 自動的でしかけを動かすテクニック』の紹介となります。
分かりづらい点もあったとは思いますが、読んで下さった方々、ありがとうございます。

 

この記事を書いた人

Nobulinさん

 


 

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